シマとの対話

──沖縄の過去と未来について考えるとき、僕はシマと対話する。シマとは、僕にとって老賢者のような存在──  南島詩人・演出家として活躍する平田大一。県内外を縦横無尽に走り抜け、骨太な活動を続ける日々の中で、思索の森を歩き、刻む、真実の言葉たち。  平田大一がつむぐコトノハと、KUWAこと桑村ヒロシの写真がつむぐ、「新・シマとの対話」。2015年4月15日より新連載スタート!(毎月1日と15日に更新予定)

2015年04月10日

新「シマとの対話」シリーズはじまります!(1日・15日更新)

新「シマとの対話」シリーズはじまります!(1日・15日更新)
2011年、東日本大震災が起きたその直後、奇しくも僕自身も人生において、大転換期を迎えた。
時の知事に請われ、沖縄県庁要職への就任に伴い、舞台の現場、創作の現場からしばらく遠ざかっていた。
公職という立場もあったからという訳ではないが、僕は個人的な発信をいつしか控えるようになった。
2年の任期満了を経て退職。その後の活動を再開したものの、僕の中の「詩人」はまだ声をひそめていた。

今年3月、KUWAさんの写真と再び出会った。どこかにしまっていたはずの「言の葉」の引き出しを開けてみたら、
そこにはマグマの様な「想いのカタマリ」がきらきら息づいていた。

このシマを取り巻く環境はこの4年間で大きく変わった、世界も流動的な動きが加速を止めない。
だからこそ「僕には叫ぶべき『言葉』がある!」胸の奥で何かが沸騰する感覚になった。

今、再びの「シマとの対話」を始めてみよう!
僕の中の「詩人」が、シマとの新たな対話を開始するよ、と告げて空に飛んで行った。

  (南島詩人 平田大一)

※毎月1日15日に隔週で連載していきます!
※新シリーズ「第1回目」は、4月15日(水)更新予定!
 どうぞお楽しみに!!



Posted by 平田大一(Hirata Daiichi) at 08:18