シマとの対話

──沖縄の過去と未来について考えるとき、僕はシマと対話する。シマとは、僕にとって老賢者のような存在──  南島詩人・演出家として活躍する平田大一。県内外を縦横無尽に走り抜け、骨太な活動を続ける日々の中で、思索の森を歩き、刻む、真実の言葉たち。  平田大一がつむぐコトノハと、KUWAこと桑村ヒロシの写真がつむぐ、「新・シマとの対話」。2015年4月15日より新連載スタート!(毎月1日と15日に更新予定)

2008年01月23日

第12話『檄文』(南島詩人・平田大一)

第12話『檄文』
告ぐ!

言葉は自由で強靭だ。
矛にも勝れば
盾にも勝ろう。

檄文で乱世を
おこすことができるのなら
詩歌で乱世を終わらせることも可能だ。

人の心から
乱世を終わらせるのだ。

それぞれが
天下人のように
音を生み出せ!

詩歌を吟ずる者よ
舞踊の者よ
道化の者よ
様々な才を持つあらゆる者よ

全人間に向かうが如く
壮大にその技芸を発するがよい。


人間の心の中から
天下を革(あらため)めてしまえばいいのだ。

人の心に巣食った乱世を払拭せよ!
人が忘れた歓喜を呼びおこせ!

それが私の信ずる
「文」で「化」する「力」なり。


「前略 南のシマジマ」

中国の「古き本」の「コトノハ」に胸が震える。
心に届く激しいまでの情熱に身体が衝き動かされる。
「文で化する力」でこの世を「革(あらた)める」。

シンプルで最速、そして直球!
このシマの未来に「檄」をとばせ!

南島詩人 平田大一



Posted by 平田大一(Hirata Daiichi) at 00:00
この記事へのコメント
「シンプルで最速、そして直球」いい文句です。
ROCKな男ですね。
CDを郵送しましたので、是非とも聴いて下さい。
ROCKを唄う者として、バワーとスピード、シンプルさは、三大原則だと思っています。
私の曲が、『豪速球』か『へなちょこボール』か、平田さんの心のミットで受け止めて確かめて下さい。
平田さんの言葉は、ジョン・レノンが叫んだ『レボリューション』ですよ。
Posted by 内間満 at 2008年01月23日 00:45