シマとの対話

──沖縄の過去と未来について考えるとき、僕はシマと対話する。シマとは、僕にとって老賢者のような存在 ── 南島詩人・演出家として活躍する平田大一。県内外を縦横無尽に走り抜け、骨太な活動を続ける日々の中で、思索の森を歩き、刻む、真実の言葉たち。(毎週水曜日更新)

2008年06月11日

第32話『星のゆりかご』(南島詩人・平田大一)


最近
「星」にまつわる
想いにあふれ

今夜もまた
「星」にまつわる
想いをひとつ。


東の空を
遠く眺めておりました。
どこからか聞こえてくる
水平線の大きな大きな
あの「月の歌」を
私はゆっくり目を閉じて
聞いておりました。

優しく沈む太陽が
奏でる音楽と共鳴し

時には見えない
風の旋律に導かれて

私の胸に確かに響くあの歌は
私とあなたを結んでくれるようでした。

遠く離れて暮らす
二人の間で響きあいながら
不思議な「今」を紡いでいくように
優しさにあふれた歌でした。

東の空を
遠く眺めていたら
聞こえてきたのです。
大きな大きな
あの「月の歌」が

青々としたそらに
「月」と「太陽」
二つの星はその深き胸に抱かれて
見えない糸で
結ばれているのでしょう。

たとえ
一つになれない運命(さだめ)と
決まっていても
私は自分の歌を歌うのです。

ありがとう、
ありがとうね…

私はあなたに照らされて
あなたは私で自分を確認する。


遠きふるさと
シマ想い
みちはつなぐ
明日と今を

天(そら)が歌えば
波は舞い
星のユリカゴに
抱(いだ)かれて眠る

星のユリカゴに
抱かれて眠る

南島詩人 平田大一


Posted by 平田大一(Hirata Daiichi) at 00:00│Comments(0)TrackBack(0)

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