2007年11月21日
第3話『天を衝く!』(南島詩人・平田大一)

島に立つ勢い
その先(そら)
天を衝け
海に根付くマングローブを見ると
その生命力の力強さに感嘆する。
海水と淡水の異なる水が混ざり合うからこそ強いのか。
異なるモノ同士との鬩(せめ)ぎ合い。
新たな「命」が生まれる瞬間はこういう
厳しい環境の中であったりすると思う。
そして僕は、こういう「小さな命」の伸びようとする勢いに
最も「生命力」を感じる。
島でまだ暮らしていた頃、僕は毎日のように浜におりては
力強い「命」の息吹をよく見に行った。
「旅する種」とも呼ばれているマングローブの奇跡を
体に刻み込むかのように僕はその「命」の前で
大きく深呼吸をしていた。
そしてマングローブの見える海の向こうにはいつも、
大きな西表島の山々が見えた。
答えはいつも「島の中」にある。
全ての答えがこの島にあった。
サトウキビ畑に吹く風の中に
夜空に咲く花のような星々の輝きに
天に向かって海に立つ小さな命の勢いに
僕は自問自答の答えをいつも見つけていたんだ。
「前略 南(ぱい)ぬシマジマ
校門無き学びの場
僕らがいつも立つところ」
南島詩人 平田大一
Posted by 平田大一(Hirata Daiichi) at 00:00│Comments(0)│TrackBack(0)
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